ひどいと言われる楽天デザインを現役WEBデザイナーが擁護する

ひどいと言われる楽天デザインを現役WEBデザイナーが擁護する
2020年2月18日

こんにちは、ヒデです。ご覧いただきありがとうございます。
今回は楽天市場のWEBデザインの話をします。

見辛い、うざい、ダサい、しょうもない。と嫌いな人はとことん嫌いな楽天市場のサイトデザインですが、売り上げを見れば分かる通り大人気のECサイトでもあります。

仕事でいくつか楽天のお店づくりをしたことのある自分も最初は楽天のサイトデザインは変に思えました。WEBのトレンドを理解していない古い業界だと考えていました。
しかし今は考えを改めています。一般的なWEBの世界とは違うルールで生きているだけで、ハイレベルな世界だと思っています。

Googleの作法が通用しない楽天ワールド

楽天市場の制作環境ではいまだに

  • テーブルレイアウトが使われている
  • ページの中身が全て画像でできている
  • 商品名がキーワードだらけでやたら長い
  • バナーがもういいよってレベルで多い
  • ページがやめてくれってレベルで長い

などなど、一般的なSEOやユーザビリティなど全く無視して作られているような印象を受けます。

楽天市場のお店づくりに関わり出した当初は、そんな楽天メソッドに抗ってSEO的に優等生なページ作りをしていました。
ですが、それはあまり効果はありませんでした。
徐々に楽天には独自のSEOや集客のルールがあるのだと気がついたのです。

ユーザーは楽天内の検索窓から流入する

ユーザーのほとんどは楽天内の検索結果から商品を探します。
ですのでGoogleを意識した一般的なSEOは、あまり効果がありません。

代わりに重要になってくるのが、商品タイトルに埋め込まれているキーワード群です。商品名がやたらと長くなってしまうのはそのせいなのです。

これに関しては楽天内部でもよろしくないと思っているようで、過去に何度か是正を試みたこともあるのですが、今も改善されている様子がないところを見ると、あまりうまくいってないのでしょう。

楽天は個人商店の集まり

よく比較されるAmazonと楽天ですが、大きく異なる点はAmazonが自分たちで直接商品を販売しているのに対し、楽天は楽天市場という場所を貸して出店料を得るビジネスモデルであるという点です。

楽天市場というのは巨大なショッピングモールのようなもので、主役になっているのは個々のお店なのです。

お店同士でアピール合戦になりやすい

お店としては当然自分たちのお店で買い物をして欲しいので、他店と差別化する必要があります。

装飾がどんどん派手になり、店舗内のレイアウトもそれぞれのお店で異なるよう作られるので、楽天全体の統一感は感じられずごちゃごちゃした印象を持たれがちです。

商品ページはランディングページ化する

差別化の流れで商品ページも派手に長くなります。その上一般的なSEOはあまり考慮に入れなくても良いので、ページ全体がグラフィック化されインパクト勝負になりやすいです。

よくできたページはたいへん素晴らしいものがあります。しかしこの辺も店舗によって出来がマチマチですので、中には残念なものもあるのも事実です。

【楽天】商品ページデザインは売れてるお店から学ぼう!

バナーを貼りまくるのは...

一度お店に入ったユーザーにはなるべく他店へ移動して欲しくないので、大量のバナーをサイトのいたるところに貼って自店舗内への回遊を促します。賑わい感を演出している意図もあるのでしょう。

お店側からすればこういう手法は競争原理の範囲内の当然の施策なのですが、ユーザー側から分かりづらいと意見がでるのもその通りですね。

余談ですが、ITリテラシーが高めの男性にAmazonファンが多く、ショッピング慣れしている女性に楽天ファンが多いのはこの辺に原因があるのかもしれません。

まとめ

  • 楽天市場は一般的なSEOはあまり考慮に入れていない
  • 楽天市場内独自の集客、SEOのメソッドがありお店はそれを実行している。
  • 楽天市場は個人商店の集合体
  • お店間で競争が激しく、差別化を常に意識している
  • 素晴らしいサイトは素晴らしい。そうでないものはそれなりに